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循環器内科のご紹介

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四国こどもとおとなの医療センターは、香川小児病院と善通寺病院が平成25年春に合併してできた新しい病院です。これにあたり救命救急センターが新設されましたが、循環器領域の緊急疾患に対応すべく循環器内科メンバーを一新いたしました。循環器疾患の超急性期に対する緊急対応が24時間365日可能となっています。
最先端の診断機器、世界最先端の知識をもって診断し、豊富な経験数に裏付けされた技術をもって、機械的サポートや外科的サポートのもとで緊急血管内治療・緊急外科手術までもが可能です。現在は竹谷善雄センター長を筆頭に5名の循環器内科医が常勤として在籍しています。毎朝夕のカンファレンスおよび週1回の心臓血管外科との合同カンファレンスを行っており、患者様それぞれの診療経過の報告・相談・方針決定を行っています。

当科では以上のように急性期疾患を最も得意としていますが、循環器領域全般に長けたオールラウンドの循環器チームを目指しています。不整脈においては心臓電気生理検査および経皮的心筋焼灼術(カテーテルアブレーション)やペースメーカー植え込みが可能で、平成26年11月にはICD/CRT(植え込み型除細動器/両心室ペーシング)認定施設を取得しいずれも施行件数を伸ばしています(別表を参照ください)。弁膜症や心筋症による心不全も今まで通りに診療しています。条件付きMRI対応型ペースメーカーやICDなどが植え込まれている患者様のMRI撮像も、施設認定(主要メーカー全社)を取得しすでに稼働しています。

我々は日本でもトップクラスの病院で研鑽を積み、豊富な経験数を持っております。高度石灰化病変を治療する際に、血管内腔を削って大きくするローターブレーター(高速回転式アテレクトミー)の施設認定を2015年10月に取得しました。中讃・西讃・愛媛県東部地域・徳島県西部地域には今まで可能な施設がありませんでしたが、これらの地域に貢献できるものと思います。

冠動脈カテーテル検査および治療は、当科では基本的に手首から行っており、侵襲が低く合併症の可能性が少ない方法です。心疾患でお悩みのお方はぜひご相談にいらしてください。主治医の先生からのご紹介状があれば助かります。一緒に病気に立ち向かい、そして治療していきましょう。 急性期や不安定な状態を乗り切った後はかかりつけ医または紹介元の先生で診療継続を基本としておりますが、近医先生方と密に連絡を取りながら(病診連携)、長期にわたる全人的な医療をめざします。

当科が主に扱っている動脈硬化性疾患について
おとなの病気の基礎知識Vol.2  … ページが開きます をご参照ください。

主な診療内容

  • 心電図検査、ホルター心電図
  • 運動負荷心電図(マスター階段、トレッドミル)
  • 心臓超音波(心エコー)検査(経胸壁、経食道)
  • 心臓核医学検査
  • ヘッドアップチルト検査
  • 冠動脈CT検査(320列)、心臓MRI検査(3テスラ)
  • 冠動脈造影検査(冠動脈カテーテル)
  • 心機能検査(右心カテーテル)
  • FFR(冠動脈予備量比)検査
  • 冠動脈血管内超音波検査(IVUS)
  • 冠動脈光干渉断層法検査(OCT)
  • 経皮的冠動脈形成術(カテーテルステント治療 PCI)
  • 大動脈内バルーンパンピング(IABP)
  • 経皮的簡易人工心肺(PCPS)
  • ローターブレーター(高速回転式アテレクトミー) NEW
  • 心臓電気生理検査(不整脈カテーテル検査 EPS)
  • 経皮的心筋焼灼術(不整脈カテーテルアブレーション治療)
  • ペースメーカー植え込み術(条件付きMRI撮像可能型も可)
  • 植え込み型除細動器(ICD)植え込み術(同上)
  • 両心室再同期療法(CRTおよびCRT-D)植え込み術(同上)
  • ループレコーダー植え込み術
  • 経皮的心房中隔欠損症閉鎖術
  • 経皮的下肢動脈形成術(下肢閉塞性動脈硬化症カテーテル治療)
  • 心臓リハビリテーション  …  ページが開きます

 

心臓カテーテル治療のスペシャリストを目指している若手先生へ

心臓CTやMRIといった非侵襲的検査が発達した現在、心臓カテーテル検査の必要が少なくなりました。かつては下積みをしてからカテーテル検査を相当例経験し、その上でカテーテル治療(PCI)をやれるまでに成長していくのが通常でしたが、カテーテル検査が少なくなったためPCIを術者として担当できる先生はかなり人数が少なくなっています。当院ではオールラウンドに循環器を診療できるべく若手医師の教育に力を注いでいますが、特にカテーテルを得意としています。救急救命センターでの受け入れ件数増加や当科の知名度上昇とともに当科のカテーテル件数も増加しており、若干名の若手医師を募集します。医局のしがらみにとらわれず、筆頭術者として年間70-100例程度のPCIを経験できる予定です。希望される先生は当科竹谷医師(0877-62-1000 代表)までお問い合わせください。

なお、医学生の見学も随時可能です。

当院は日本循環器学会の認定研修施設、日本内科学会の認定教育関連施設です(2015年6月現在)。カテーテル治療件数の増加に伴い、日本心血管インターベンション治療学会研修施設認定(2016)となっています。

スタッフ紹介

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竹谷善雄 たけたに よしお

統括診療部長、内科系診療部長、循環器病センター部長

● 循環器内科

徳島大学医学部循環器内科非常勤講師/日本循環器学会専門医/日本心血管インターベンション治療学会専門医/日本内科学会総合内科専門医/卒後臨床研修指導医

 

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小島義裕 こじま よしひろ

循環器内科医師

● 循環器内科

 

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藤澤一俊 ふじさわ かずとし

循環器内科医師

● 循環器内科

 

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手束一貴 てづか かずき

循環器内科医師

● 循環器内科

 

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大谷啓太 おおたに けいた

循環器内科医師(専攻医)

● 循環器内科

 

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宮崎晋一郎 みやざき しんいちろう

循環器内科医師(非常勤)

● 循環器内科

 

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飛梅 威 とびうめ たけし

循環器内科医師(非常勤)

● 循環器内科