歯科口腔外科
診療紹介
当科では
1.障がい児(者)の歯科治療、
2.口腔外科治療、
3.周術期等口腔機能管理
を診療の主体として治療を行います。
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障がい児(者)歯科治療
さまざまな障害により地域の歯科医院では歯科診療が困難な方の診療を行います。重症心身障がい児(者)を含む先天的・中途障害をお持ちの方を対象に歯科診療を行います。 その障害に応じた適切な対処法を用い安全・安心の歯科治療を提供します。
対象疾患:自閉症スペクトラム障害、知的障害、脳性麻痺、ダウン症、筋ジストロフィーほか各種障害の方 -
口腔外科治療
一般の歯科医院では対応困難な、埋伏歯の抜歯、外傷、歯原性の嚢胞・腫瘍、炎症性疾患等を対象に治療を行います。また全身的疾患により注意を要する患者さんの観血的処置(口腔外科処置)にも対応します。 -
周術期等口腔機能管理
当院医科診療科において、手術等を実施される患者さんに周術期の口腔機能管理を行っています。術前から術後まで口腔周囲のトラブルおよび口腔が関連した全身合併症(誤嚥性肺炎等)を起こさずに入院生活が過ごせるように評価・管理を行います。
手術前に治療が必要な歯がないかどうか判断し、必要な歯科治療はかかりつけ歯科に依頼します。入院してからの口腔ケアや治療は当科で行います。退院後は再びかかりつけ歯科に継続的な治療や管理を依頼し、地域の歯科と連携し患者さんの口腔の健康を支えます。
備考
当科での診療は原則 紹介患者さんのみです。 当科での治療後に、一般の歯科医院で治療が可能な患者さんにはかかりつけ歯科にて継続治療が行えるように紹介させて頂きます。
現在、かかりつけ歯科をお持ちでない障がい児(者)の方はご相談いただければ対応いたします。
当科では障がい児(者)、全身疾患によりかかりつけ歯科で治療が困難な方以外の、一般の歯科診療(入れ歯、むし歯、歯周病)は行っておりません。ご了承ください。
スタッフ紹介
岩崎昭憲 いわさき あきのり
歯科口腔外科医長
●障害者歯科、口腔外科全般
口腔外科学会専門医/がん治療認定医(歯科口腔外科)/障害者歯科学会認定医/摂食嚥下リハビリテーション学会認定士/歯科臨床教育指導医/ICD協議会認定ICD/卒後臨床研修指導医