泌尿器科このページを印刷する - 泌尿器科

診療紹介

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泌尿器科では原則として腎・泌尿器疾患の全てを対象としています。
特に、尿路性器の悪性腫瘍・炎症・尿路結石症・排尿障害(前立腺肥大症・神経因性膀胱・過活動膀胱・尿失禁)・腎不全等です。 尿路結石症に対しては、以前行っていた体外衝撃波による結石破砕術(ESWL)に変わって、より確実なレーザー砕石装置を用いた経尿道的な砕石術(TUL)を積極的に行ってきました。最近は軟性尿管鏡などの導入により、尿管結石だけでなく腎結石にもTULで対応できるようになっています。
高齢化に伴い男性の前立腺肥大症は増加しており、当院では手術による治療法としてこの高出力なレーザーを用い肥大した前立腺を切除する手術法(HoLEP)を行っています。これにより開腹手術を必要とした大きな前立腺肥大症に対しても開腹することなく低侵襲に前立腺を切除するだけでなく、従来の電気メスを用いた経尿道的な前立腺切除術(TUR-P)に比べても出血などの合併症のより少ない手術治療を行うことが可能となりました。
近年、前立腺癌の一次検診であるPSA(前立腺腫瘍マーカー)の測定を行う市町村が増えてきており、これに対して当科では二次検診である前立腺生検を行っています。これにより前立腺癌の早期発見が可能となっており、こういった早期(限局)の前立腺癌に対して、腹腔鏡を用いた前立腺全摘出術もしくは放射線治療などを行っています。また腎癌や尿管癌の限局癌に対しても積極的に腹腔鏡による手術を行っており、この腹腔鏡手術は従来の開腹手術に比べて傷がはるかに小さく、術後の疼痛が少ない方法です。
末期腎不全の患者さんに対しては、別項で紹介している透析センターを設置して血液透析を行っており、透析患者さんの様々な透析合併症に対しても対応できる体制を整えています。

スタッフ紹介

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甲藤和伸 かっとう かずのぶ

透析センター科長、泌尿器科医長
 

日本泌尿器科学会専門医・指導医/日本透析医学会専門医/腹腔鏡・がん治療認定医/卒後臨床研修指導医

 

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下地 覚 しもち さとる

泌尿器科医師
 

日本泌尿器科学会専門医