外科このページを印刷する - 外科

診療紹介

外科.jpg 消化器疾患、内分泌疾患の手術治療を中心として、あらゆる外科治療に対応しています。 新たに救命救急センター、循環器病・脳卒中センターが設立されたことで救急搬送件数が増加しており、救急疾患に対しては24時間体制で迅速な対応に努めています。

特色

“Minimum Invasive Surgery”をモットーに、患者様の身体的負担が少ない腹腔鏡下手術・胸腔鏡下手術を積極的に取り入れています。胆石症はもとより、早期胃癌、大腸癌、虫垂炎、鼠径ヘルニア(いわゆる脱腸)、自然気胸、転移性肺腫瘍等を主な対象疾患としています。現在では全手術症例の4割強を内視鏡下手術が占めており、今後も適応を拡大してゆく予定です。

高齢化社会を迎え、手術症例の高齢化が進んでいます。また、癌治療の成績向上により、第二の癌、第三の癌で手術を受けていただく患者様も増加の一途を辿っています。高齢者には合併疾患も多いため、安心して手術を受けていただくためには周術期の全身管理が非常に重要です。外科単独では対応しかねる症例も年々増加しており、麻酔科をはじめとした関連各科と連携して、安全で確実な手術を心がけています。特に放射線科、消化器内科、検査科(病理検査・超音波検査)とは週2回の合同症例検討会をもち、情報交換を密にして境界領域の治療が円滑に行えるようにしています。

主要な疾患について

内分泌
・甲状腺・副甲状腺(腫瘍、機能亢進症)、乳腺(腫瘍、乳腺炎)

呼吸器
・肺(腫瘍、気胸、膿胸)、縦隔腫瘍

消化器 
・食道(腫瘍、食道胃逆流症など)
・胃・十二指腸(腫瘍、潰瘍穿孔、出血など)
・小腸(腫瘍、腸閉塞、クローン病など)
・大腸・直腸(腫瘍、クローン病、潰瘍性大腸炎、虫垂炎など)
・肛門(腫瘍、痔核・脱肛・直腸脱、肛門周囲膿瘍・痔瘻など)
・肝臓・胆嚢・膵臓(腫瘍、胆石症など)
・脾臓(血小板減少性紫斑病、特発性門脈圧亢進症など)

その他
・急性腹症(腹膜炎)、鼠径ヘルニア、大腿ヘルニア、腹壁ヘルニア、外傷など
・抗がん剤治療(主に消化器がん、乳がんの化学療法)
・中心静脈ポート造設術、開腹胃瘻造設術、気管切開術

当院で取り扱っている鏡視下手術 
・呼吸器気胸、膿胸
・消化器胃癌(早期)、大腸癌、急性胆嚢炎、急性虫垂炎
・その他鼠径ヘルニア
*病気の進行度や、患者本人の状態により、鏡視下手術ができないこともあります。

診療実績

  2020年度 2021年度 2022年度 2023年度 2024年度
胃癌 20(5) 26(12) 23(10) 13(3) 9(4)
大腸癌 54(46) 37(29) 42(36) 28(19) 25(17)
胆石、胆嚢炎 81(71) 67(62) 78(76) 71(68) 60(59)
虫垂炎 25(24) 45(41) 30(28) 31(29) 16(16)
鼠径ヘルニア 75(27) 64(24) 61(34) 66(48) 45(35)
腸閉塞 12 26 13 20 12
上部消化管穿孔 9 8 7 10 5
下部消化管穿孔 14 5 9 7 16
乳癌 6 15 15 17 13
甲状腺腫瘍 3 3 3 4 1
*( )は腹腔鏡手術
*2024年度は2024年4月から12月末日まで。

スタッフ紹介

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湊 拓也 みなと たくや

外科診療部長

●外科

がん治療認定医/日本外科学会専門医/日本消化器外科学会専門医/日本消化器外科学会消化器がん外科治療認定医/卒後臨床研修指導医

 

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照田翔馬 てるた しょうま

外科医師

●外科

日本外科学会認定外科専門医/がん治療認定医/H.pylori(ピロリ菌)感染症認定医/抗菌化学療法認定医/ストーマ認定士/日本腹部救急医学会腹部救急認定医/日本消化器外科学会専門医/日本消化器外科学会消化器がん外科治療認定医/ICD協議会認定ICD/日本発達障害支援協議会認定発達障害児支援士/日本救急医学会認定ICLSコースディレクター/卒後臨床研修指導医

 

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髙杉 遥 たかすぎ はるか

外科医師

●外科

 

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田渕 寛 たぶち ひろし

外科医師(非常勤)

●外科

日本外科学会専門医/胸部外科認定医