整形外科
診療紹介

特徴と特色
また、骨粗鬆症に伴う大腿骨近位部や手関節骨折や脊椎圧迫骨折も増加しております。これらの骨折がきっかけとなり、寝たきりになり認知症が悪化する場合があります。当院では麻酔科並びに循環器科と協力し、大腿骨近位部骨折は殆ど入院当日に手術しております。(入院から手術までの待機日数は0.8日。)さらに手術の翌日には車いすに乗車してリハビリを開始し、肺炎や褥瘡などの予防に努めております。
若年者に対しては、関節鏡視下手術を多く行っております。スポーツ活動や労働作業に伴う障害及び事故による関節軟骨や靭帯損傷を対象としています。
さらに、2013年5月の救命救急センター開設により、交通事故や労務災害による高エネルギー外傷が急増しております。当院では、適応症例には骨折部を展開せずに小皮切部より経皮的にプレートを挿入し固定する最小侵襲プレート骨接合術 (MIPO) や創外固定手術を行っております。これらの手術法は従来法に比べ骨折部や皮膚・軟部組織に対する侵襲が小さいため、術後機能回復や骨癒合が早く、さらに感染に対しても有利といった利点があります。
我々は看護スタッフならびにリハビリ科と連携して患者さんの早期ADLの回復と社会復帰を強力にサポートしております。
股関節については2022年4月より専門医が赴任し、10年・20年後も良好な股関節機能を保つことができる治療を行っています。
特に変形性股関節症について、病気が進行している場合は人工股関節の適応となります。人工股関節は通常の手術でも痛みが改善され成績も良好ですが、加えて当院では30年以上の良好な長期成績が期待できるインプラントの使用や、体の負担が少なく社会復帰の早い前方系の筋間アプローチを導入しており、病状に合わせた適切な治療法を検討し行っています。また人工関節は定期的なフォローアップが必要不可欠ですが、他院で人工股関節手術が行われてから病院に受診されていない方の検診や治療も受け付けています。加えて初期の変形性股関節症や臼蓋形成不全の方には、自身の骨と関節軟骨で長期間の股関節機能を保てる骨盤骨切り術を行っています。当院では股関節疾患に対し多くの治療法の選択肢をご提供させて頂きます。
スタッフ紹介
東野恒作 ひがしの こうさく
副院長
●一般整形外科、脊椎外科
日本整形外科学会認定整形外科専門医/日本リハビリテーション医学会認定専門医・指導医/日本リウマチ学会認定専門医/脊椎脊髄外科認定専門医/日本脊椎脊髄病学会認定指導医/死体解剖資格認定/卒後臨床研修指導医
佐々貴啓 ささ たかひろ
整形外科医長、骨・運動器センター部長
●一般整形外科、外傷
日本整形外科学会認定整形外科専門医
嶌村将志 しまむら まさし
整形外科医長
●一般整形外科、関節外科(主に股関節)
日本整形外科学会認定整形外科専門医/日本人工関節学会認定医/日本骨粗鬆症学会認定医/日本スポーツ協会公認スポーツドクター/日本リハビリテーション医学会認定臨床医/日本整形外科学会認定運動器リハビリテーション医/卒後臨床研修指導医
川﨑元敬 かわさき もとひろ
リハビリテーションセンター部長、疼痛医療センター科長
●痛みの診療、運動器診療、リハビリテーション
日本整形外科学会認定整形外科専門医/日本リハビリテーション医学会認定リハビリテーション科専門医/脊椎脊髄外科専門医・指導医/日本整形外科学会認定骨・軟部腫瘍医/がん治療認定医/日本緩和医療学会緩和医療認定医/日本臨床神経生理学会認定医/日本整形外科学会認定リウマチ医/日本スポーツ協会公認スポーツドクター/卒後臨床研修指導医
飛梅祥子 とびうめ さちこ
小児整形外科医長
●小児整形、手の外科
日本整形外科学会認定整形外科専門医・指導医
横山明人 よこやま あきと
整形外科医師
●一般整形外科
日本整形外科学会認定整形外科専門医/日本整形外科学会認定運動器リハビリテーション医/日本整形外科学会認定スポーツ医
森川栄士 もりかわ えいじ
整形外科医師
●一般整形外科
藤内武春 とうない たけはる
整形外科医師(非常勤)
●整形外科全般、脊椎外科
日本整形外科学会認定整形外科専門医/日本リハビリテーション医学会認定臨床医