産科
香川県の周産期医療体制は非常に脆弱です。大都市と異なり、産科医療施設が少ないため、診療所、病院が連携して、それぞれの役割を果たすよう努めています。当院は総合周産期母子医療センターですが感染症指定医療機関ではありません。新型コロナウイルス感染妊婦さんが未確認のまま当院を受診されますと、香川県の周産期医療体制は大混乱に陥る恐れがあります。そのため、当院に通院・入院される方に以下のことをご理解頂きますようよろしくお願いします。
<外来・入院についての全般的なお願いとお知らせ>
- 外来への受診の際に診察室に入るのはご本人のみです。付き添いの方は待合(廊下)でお待ち頂きます。症状がなくとも病院に来院される方はマスクを着用して頂くようにお願いしております。「密閉」「密集」「密接」を避けるため付き添いの方もなるべく控えて頂きますようお願いします。
- 入院中の面会は全面的に制限しております。入院後に手術や侵襲的な治療の可能性のある方は事前に外来で説明致します。急変時にはお電話で病状説明となることもあります。
<分娩時の立会いについて>
分娩時の立会いはお一人のみです。
- コロナチェックリスト、マスクの着用、時計を外しての手洗いが必須です。
- 入室できるのは分娩室のみです。
- 原則分娩直前から2時間程度のみの立会いです。
- 病状の急変時・緊急手術の場合には電話にて病状説明します。リスクの高い分娩や手術が想定される方には事前に外来でご説明いたします。
<里帰り出産される方へ>
- 遅くとも妊娠 31~32 週までには、ご実家に帰省してください。帰省直前に最終妊婦健診を受けておいて下さい。帰省後、2 週間、自宅待機として下さい。
- 帰省しても 2 週間の自宅待機ができない状態、例えば子宮頸管長が短く早産兆候があり、2 週間以内に受診する必要がある場合は、里帰りをしてよいかどうか、今一度、かかりつけ産科医師にご相談く ださい。里帰りして来る方の中には、かかりつけ医師から「早産のリスクがあり、動きまわらないよう安静を指示されている」にもかかわらず無理して帰省される方がいます。そのような受診は絶対に 控えて頂きますようお願い致します。
- ご実家で 2 週間待機して発熱、咳などの体調の変化がないかどうかご注意ください。2 週間、体調の変化がないことが確認できてから当院を受診して頂きます。もし、コロナウイルス感染がご心配な症状(発熱・咳・臭いがしない)があれば、香川県の新型コロナウイルス相談センターにお問い合わせく ださい。
- 待機期間中に産科的症状、例えば子宮緊満感や性器出血などが見られた場合には、当院に一度、ご相談いただき、必ずマスクを着用の上、受診してください。感染対応用の診察室にご案内しますので駐車場から一度ご連絡下さい。
診療紹介
当院は香川県の総合周産期母子医療センターであり、産婦人科ではMFICU 6床、後方病床 18床で診療しています。切迫早産や前期破水、妊娠高血圧症候群、常位胎盤早期剥離などの母体搬送を受け入れています。
産婦人科外来では双胎妊娠や胎児異常などの割合が一般の産婦人科病院に比べて多いため、分娩前より新生児科や小児外科、麻酔科等と連携し、妊婦さんやご家族の不安を少しでも軽減できるように努めています。
予約制になっておりますので、受診の際はお電話で御予約をお願いします。
主要な疾患について
- 切迫流早産
- 前期破水
- 妊娠高血圧症候群
- 常位胎盤早期剥離
- 前置胎盤、低置胎盤
- 子宮内胎児発育遅延
- 多胎妊娠
- 胎児異常
など
スタッフ紹介
前田和寿 まえだ かずひさ
副院長
●周産期
日本産科婦人科学会認定産婦人科専門医・指導医/臨床遺伝専門医・指導医/超音波専門医/周産期指導医・周産期(母体・胎児)専門医/臨床細胞遺伝学認定士/産業医/新生児蘇生法「専門」コースインストラクター/J-CIMELSベーシックコースインストラクター
森根幹生 もりね みきお
総合周産期母子医療センター部長、産科医長
●周産期
日本産科婦人科学会認定産婦人科専門医
妊娠中から分娩まで安心して過ごせるようにがんばっていきます。
檜尾健二 ひのきお けんじ
不妊治療センター科長
●不妊症、生殖補助医療
日本産科婦人科学会認定産婦人科専門医
「子供ができるかどうか心配」「赤ちゃんが欲しいけれどなかなか妊娠しない」と思われている方はお気軽にご相談下さい。
立花綾香 たちばな あやか
産婦人科医師
●周産期、不妊
日本産科婦人科学会認定産婦人科専門医・指導医
長尾亜紀 ながお あき
産婦人科医師
●周産期
日本産科婦人科学会認定産婦人科専門医/マンモグラフィー読影認定医/乳がん検診超音波検査医
前田崇彰 まえだ たかあき
産婦人科医師
●周産期
杉本達朗 すぎもと たつろう
産婦人科医師(専攻医)
●周産期