てんかん外来このページを印刷する - てんかん外来

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この度ご縁あって、てんかん外来を開設させていただきました。
徳島大学病院では、てんかんセンターの副センター長、脳神経外科医として、日々てんかん患者さんの診療を行っております。 

てんかんは、100人に1人がもつ「ありふれた脳の病気」です。
乳幼児期から高齢者まで、幅広い年代層で発症します。適切な診断と治療が行われれば、7~8割の方は発作が抑制された生活を送ることができます。 ですが、治療を行っても発作が抑制されない方もいらっしゃいます。

てんかんの診断は問診が最も重要です。発作の様子や状況を詳しく問診するようにいたします。最近では発作がおきた様子をスマートフォンで撮影していただけると診断に結びつきやすくなりますので、ご協力いただくことが多くなっています。 また、患者さんのてんかん発作を止めること以外にも、日常生活の不安や心配を和らげるに心がけています。 

本当にてんかんかどうか迷う場合、発作が止まっていない場合、てんかんについて詳しく知りたい方、妊娠や出産、就職、運転などについて知りたい方、外科的治療について話を聞いてみたい場合、その他てんかんに関する診療をご希望の方はご相談ください。 また、迷走神経刺激療法後の調整も当院のてんかん外来で行うことが可能です。 

適切な抗てんかん薬を用いても発作が抑制されない薬剤抵抗性てんかん患者さんの術前検査、心因性非てんかん発作が疑われる場合、てんかんかどうかが外来で判断が難しい場合には、長時間ビデオ脳波モニタリングが必要になります。 長時間ビデオ脳波モニタリングや外科治療においては、徳島大学病院てんかんセンターと連携し、多様なニーズに応えます。

四国こどもとおとなの医療センターでの外来は月に1回ですが、少しでもお役に立つことができたら嬉しく思います。 どうぞ、よろしくお願いします。

  

スタッフ紹介

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多田恵曜 ただ  よしてる

脳神経外科医師(非常勤)
 

●脳神経外科、てんかん

 

日本脳神経外科専門医/てんかん専門医/日本臨床神経生理学専門医(脳波部門)/脳卒中専門医/迷走神経刺激資格認定


2000年に徳島大学卒業後、徳島大学脳神経外科入局。2009年にカリフォルニア大学サンフランシスコ校に留学。
2017年から現職の徳島大学病院てんかんセンター特任講師。てんかんセンター副センター長兼任。