行事

第25期生「誓いの式」

令和3年10月1日(金)、「誓いの式」を挙行いたしました。

昨年度に引き続き、新型コロナ感染症拡大防止対策に努めながら、1年生(第25期生)と学校関係職員による縮小開催となりました。

本校での「誓いの式」は、1年生が初めての臨地実習(基礎看護学実習Ⅰ)を前に、ナイチンゲール誓詞の意味を読み解きながら、看護専門職としての責任と看護を学ぶ誇りを自覚し看護師となる決意を誓う式としています。式の中で行われる灯火の継承は、暗い病室にランプをかかげ患者を見守ったナイチンゲールの愛・献身・奉仕の心を引き継いでいく決意を表します。

全員で考えた第25期生としての誓いの言葉は、「信頼」「誠実」「洞察力」です。この3つに目指す看護師像としての意味を込め、学校関係者の前で誓いました。横田学校長先生からは、「キャンドルは自らを燃やしその炎で周りを照らしますが、第25期生も看護師として献身の心を忘れないように」と式辞をいただき、学生一同、身の引き締まる思いでした。

また、学校ロビーには例年、看護専門職をめざす決意を表すモニュメントを創作し、飾っています。第25期生は、豊穣な大地に根を張り、太陽に向かって力強く咲く「タンポポ」を選びました。タンポポの花弁には、1人ひとりの看護への決意を書きました。そして、タンポポの周りには鮮やかで個性豊かな蝶が寄り添うように舞い、タンポポの横の新芽には上級生から1年生への応援とお祝いの気持ちが込められたメッセージが添えられています。1年生は、先輩からのメッセージを嬉しそうに見つめていました。コロナ禍で、以前のように上級生が誓いの式に同席することが難しくなった今、形を変えて、学生同士の気持ちの交流をはかっています。

誓いの式を通して、1年生からは「改めてどのような看護師を目指したいのか考えることができた」「自分たちが考えた誓いの言葉を体現できる人になりたい」「1年生全員で息を合わせて誓い、改めて看護師になるんだと思えた」「家族をはじめ、支えて下さる多くの方に感謝しながら学びたい」等の言葉も聞かれ、更に看護を学んでいくことの自覚が高まったようでした。

誓いの式は、全学年と学校関係職員が一体となり、看護専門職とは何かを改めて考える意義のある式となりました。

《誓いの言葉》
「信 頼」 自分に関わるすべての人に、真摯に向き合い、信頼されるように努めます
「誠 実」 嘘、偽りのない、誠実な心を持ち、自己の役割に責任を持って取り組んでいきます
「洞察力」 周囲の物事や人々に感心をもち、注意深く観察し、その本質や奥底にあるものを見通す力を養います
灯火の継承の様子 灯火の継承の様子
3学年の交流タンポポと蝶のモニュメント 3学年の交流
タンポポと蝶のモニュメント
学校関係者の前で「誓いの言葉」 学校関係者の前で「誓いの言葉」
同窓会からのお祝いコサージュ 同窓会からのお祝いコサージュ

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