院長あいさつこのページを印刷する - 院長あいさつ


院長 中川義信

 明けましておめでとうございます。旧年中は大変お世話になりありがとうございました。

 平成30年は青学大による箱根駅伝4連覇で幕を開けました。2月には平昌五輪で冬季オリンピックが開催され、最多となるメダル(金が4個、銀が5個、銅メダルが4個)を獲得。なかでも男子フィギュアでは羽生結弦選手が連覇を果たし、素晴らしい滑り出しでした。5月にはサッカーW杯ロシア大会、日本は16強入りし全国民が熱狂しました。スポーツ界の快進撃はそれだけにとどまらず、8月にはアジア大会で競泳の池江璃花子選手が6冠に輝きました。9月には日本人初となる大坂なおみ選手が全米オープンテニス大会で優勝。またマラソンの大迫傑がシカゴマラソンで日本新記録を出しています。さらにアメリカの大リーグで二刀流として活躍した大谷翔平選手が、ベーブルースの再来と絶賛され、見事メジャーの新人王に輝きました。文化面ではノーベル生理学・医学賞に本庶佑・京都大特別教授が選ばれたことでしょう。世界で日本人が活躍した年でした。

 一方で残念な出来事もありました。3月には森友文書改ざん問題で国会が紛糾、佐川宣寿前国税庁長官が喚問をうけています。官僚による同様の問題はそれだけにとどまらず、5月には文科省汚職が発覚し、局長級官僚が相次いで逮捕され、戸谷一夫事務次官が辞職する事態となりました。これを契機に東京医科大学への不正入試が明らかとなり、他の私大医学部での不正入試が相次いで発覚し医療界を揺るがす問題となりました。

 大きな自然災害も少なくありませんでした。まず7月には西日本豪雨により岡山、愛媛、広島といった広範囲にわたり甚大な被害が発生し、病院職員、家族にも被災者が出ました。さらに9月には大型台風が相次いで襲来、関空が冠水し孤立といった事態が発生しました。また北海道で震度7といった大きな地震が発生(北海道胆振東部地震)道内全域で停電が発生するといった事態が生じました。しかし何といっても当医療センターに関連するものとしては今年3月に報じられた東京・目黒で5歳女児虐待死ではないでしょうか。30年以上の長きにわたり小児虐待の防止に努めてきた当院としては、いくら東京へ転居したからと言っても、直前まで経緯を見守ってきた子供を失ったことはまさに断腸の想いでした。

 医療センターとしても良きにつけ悪しきにつけ様々な出来事を経験いたしました。なかでも昨年受審した日本病院機能評価機構から一般病院2、精神科病院、慢性期病院といった3部門での高い評価をいただきそれぞれ認定証をいただきました。公共建築協会からも5年間の病院運営を加味した第16回公共建築賞優秀賞をいただくことが出来ました。さらに一昨年に引き続きNHKからはクロースアップ現代に当院のホスピタルアートが取り合上げられ“香川県善通寺市、ここに世界から注目を集めている病院があります”として紹介されました。大変うれしく、名誉なことでした。アジア国際小児医療学会も毎年開催が出来ており、今年は第5回を開催するべく準備が進んでいます。また、一昨年厚生労働省より看護師特定行為研修センターに認定(呼吸器2区分)されましたが、3月に初めて8名の修了生を出すことが出来ました。身につけた知識と技能を生かして今後の病棟での活躍が期待できます。6月には病院開院5周年記念行事を行いました。まだ経営上の問題や医師確保など問題点を残すものの、病院として着実に充実してきています。患者さんをはじめ地域の皆様方のご理解、ご協力をいただき、医師会の皆様方のご支援のおかげと感謝申し上げます。

 今年の干支はイノシシ。猪突猛進とまではいきませんが、地域の皆様方により良い医療を提供し、さらなる経営改善を目指していきたいと思います。今年も一年、どうかよろしくお願い申し上げます。



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