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看護師特定行為研修センター「第3回開講式」を開催しましたこのページを印刷する - 看護師特定行為研修センター「第3回開講式」を開催しました

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  当院は、平成29年2月27日に厚生労働大臣から看護師特定行為研修を行う機関としての指定を受け、平成29年6月1日に第1回開講式を行いました。それから2年が経過し、令和元年6月3日第3回開講式を開催することができました。 

 初年度は、特定行為21区分中「呼吸器(気道確保に係るもの)関連」、「呼吸器(長期呼吸療法に係るもの)関連」の2区分で開始しました。研修をより充実したものにするため、今年度から、新たな特定行為区分「呼吸器(人工呼吸療法に係るもの)関連」を追加申請し、呼吸器関連3区分全ての承認を得ることができました。研修計画立案で思考錯誤することや教育的視点で意見が異なり息詰まることもありますが、指導者の先生方と検討を重ね、研修の充実を図って行きたいと考えています。

 今年度は、受講希望者が16名と多く、国立病院機構以外からも応募頂き、地域の病院、在宅訪問看護ステーションに勤務している看護師にも参加して頂けました。在宅医療を支える看護職が活動の幅を広げる機会となり、その思いに応えることができる研修にしていきたいと思います。

 開講式は、研修センター長である梶川副院長より入講許可書を受け取り、横田院長からの式辞では、「当研修センターでは、職員一丸となって皆さまの指導に当たっていきたいと思います」と、研修生に対する期待のお言葉を頂きました。最後に、香川県看護協会長の中村明美様からは、時代の期待に応えていくこと、研修への挑戦に対する暖かい励ましの祝辞を頂きました。

 
          センター長許可書授与                 

 
          院長式辞                       香川県看護協会 会長祝辞
 
研修生の代表挨拶では、看護師の新たな役割の構築、特定行為研修生としての自覚と責任感、送り出して頂いた施設・仲間への感謝の気持ち、地域・施設に貢献していく決意と目標を述べ、最後に、たゆまぬ努力を誓って代表者2名の挨拶となりました。


        研修生の代表あいさつ
 
 日本では超高齢化する医療の中、看護師特定行為研修は、未来の医療を支える研修制度と言われております。医学の探求だけでなく、患者の視点を忘れることなく自ら学ぶ力を持った看護師育成に努めて行きたいと考えています。今後とも、職員の皆様からのご理解・ご協力を、そして、確かな技術を修得するための臨床実習に患者様・ご家族の皆様のご理解・ご協力をお願い申し上げます。 

   

特定行為研修センター 玉川 緑

 



特定行為とは
 看護師が行う「診療の補助」つまり、医師の指示のもと「手順書」に基づき、看護師が行う医療行為を指します。特定行為を看護師が行うためには、実践的な理解力、思考力・判断力、高度かつ専門的な知識・技能が必要です。その能力を身につけるための研修制度となります。

特定行為研修制度の目的とは
 団塊の世代が75歳となる2025年に向け、医療の高度化・複雑化が進む中で、今度の急性期医療から在宅医療などを支えていく質の高い判断・実践ができる看護師を計画的に養成することを目的としています。当院では、国立病院機構が担っている政策医療である重症心身障害児(者)、神経・筋難病患者などの障害者医療における安全・安心な呼吸器管理研修を実施します。特定行為は、21区分あり、「気管チューブの位置調整」「気管カニューレの交換」「人工呼吸療法における呼吸管理」の3区分を行います。

何が変わるの?
 特定行為研修修了看護師が患者様の状態を「見極め」、医師が身近にいない場合も、必要な医療サービスを適切なタイミングで届けるなど、「タイムリーな対応」が可能になります。そして、患者様やご家族の立場に立ったわかりやすい説明ができ、「治療」と「生活」の両面から支援の促進に貢献します。


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