初期臨床研修おとなプログラムこのページを印刷する - 初期臨床研修おとなプログラム

成人医療部門には、救命救急センター、循環器病・脳卒中センター、骨・運動器センター、総合周産期母子医療センターなどがあります。年間約4000件の救急搬送を受け入れ、災害拠点病院として指定も受けています。また、DMATを要し、ヘリポートも併設されています。

循環器センターは、成人および成育とも、循環器科、心臓血管外科を持ち、血管内治療から開胸手術まで様々な治療を行っています。脳卒中センターも、血管内治療から開頭手術まで行っています。
骨・運動器センターでは、骨折や関節疾患、脊椎損傷などの幅広い整形疾患を扱い、年間1000件ほどの手術を行っています。
香川県総合周産期母子医療センターの指定を受けているため、時には県外から要請を受けドクターカーなどの運用も行い、年間740件ほどの分娩を扱っています。

臨床部門だけでなく、研究部門も持ち、医療の質の向上をめざした研究を行っています。NHOの使命として研修医をはじめ研修看護師、臨床検査技師など多職種の医療従事者の育成にも注力しており、さまざまな研究会に参加しています。関門医療センターや香川労災病院、徳島大学病院などと連携して、他施設での研修なども選択することができます。

■おとなプログラムの特長

当院のプログラムは51診療科と多彩な診療部門を持つことから、個々のニーズに沿った研修内容を組み立てることができます。

地域の中核病院であるため、感染症疾患から悪性腫瘍疾患、心臓疾患、脳疾患、外傷や周産期疾患まで幅広い疾患・症候を経験できます。また、検査部門として、放射線科や検査部、病理部などがあるため、画像診断や病理学的診断、病理解剖なども院内で行い、初期の診療から診断、治療までの一連の流れを経験できます。遺伝子相談室もあり、今後期待される遺伝子診断に伴うカウンセリングなどの実際に触れることが可能です。研究部があるため、倫理研修や論文の書き方など様々な取り組みも行っています。

成人だけでなく成育領域も多数の診療科があるため、一般的なおとなの疾患に加え、特殊な小児疾患まで幅広い経験ができることから、3年目以降の専門研修に向けて着実な基礎診療能力を養うことができます。

■研修期間ならびに内容

研修基幹病院: 国立病院機構
四国こどもとおとなの医療センター
全科
協力病院:
・国立病院機構関門医療センター
・香川労災病院
・徳島大学病院
・香川大学医学部附属病院
内科研修
・香川大学医学部附属病院 小児科研修
・県立丸亀病院
・三豊市立みとよ市民病院
・三船病院
精神科研修
協力施設可能:
 
・石原消化器内科クリニック
・今川内科医院
・大杉脳神経外科医院
・おかだ小児クリニック
・おざきこどもクリニック
・香川県中讃保健福祉事務所
・小豆島中央病院
・善通寺前田病院
・丸亀市国民健康保険本島診療所
・三豊市立みとよ市民病院
・三野小児科医院
・杢保小児科医院
・森医院
・もりもとこどもクリニック
地域医療研修
 

プログラム(例)


*4週間1ブロックを基本としてプログラムを組む
*将来専攻する診療科および関連の深い診療科での研修期間・時期は、適宜調整する。
*救急は当院救命救急センターあるいは麻酔科での研修を基本とする。
*協力病院、協力施設の選択は、希望により調整する。 
 

 

プログラムの運用について

将来専攻したいと考えている分野、診療科での専門研修との 一体的な研修ができるよう、初期研修の段階から2年後の後期専門研修を視野に入れ、スムースな専門診療科での研修が開始できるプログラムを提供します。プログラムの自由度が高く、成人に加えて多彩な小児関連部門をもつことより、とくに外科系や循環器系に興味をもつ方には、選択期間において専門研修に結びつく様々な研修の場を提供することができるプログラムです。

■年次報告