小児科と決めている方も悩んでいる方もこのページを印刷する - 小児科と決めている方も悩んでいる方も

2018年9月掲載

初期研修医/松行圭吾さん

column_vol27_photo1.jpg

 初めまして、初期研修医2年目の松行圭吾と申します。  

 まずこの病院に研修に来たきっかけについて話します。  僕は香川県とは何の縁もなくて出身は福岡県の久留米市という所です。小児科医の父を持ち、医師という職業が身近だったこともあり、僕も医師を目指しました。初めは、生活習慣病の大人を見たくないという浅はかな理由で小児科を志望していたのですが、医学部の実習のストレスでコンビニでジュースやお菓子を食べまくって太る自分に気付いてからは、大人の治療に関しても積極的になりました。それでもやはり子供の治療をしたいと再度小児科を志望し、この四国こどもとおとなの医療センターを研修先に決めました。 

 その理由は、当院が小児病院と成人病院が合併して出来た病院で、全国でも珍しい初期研修先として選ぶことができる小児病院だからです。実際は、国が定めた必修の研修期間があるため、初期研修の2年間のうちで自分で自由に科を選ぶことができるのは1年間あるかないかです。それを長いと取るか短いと取るかは人それぞれだとは思いますが、その中でここが小児病院でもあることを活かした研修先が多くあります。僕が研修で回った中では、小児内科は勿論、新生児科や小児整形外科や小児外科や児童心療内科や小児形成外科や児童精神科などです。他にも様々な小児の専門分野を回ることができ、それはこの病院ならではだと思います。プログラムも自由で、とてもモチベーションが上がりますし、勉強になります。 

 僕は決して真面目ではないですし、遅刻もすれば提出物遅れもあります。そんな自分に対しても当院の先生方は優しく時に厳しく接してくださいますし、僕も自分を変えたくて頑張っています。物覚えも悪く、一つ覚えては一つ忘れていくような研修生活です。でも、将来自分が責任を持って子供たちを治療する主治医になったときに、ここで勉強した様々なことが浮かんで、役に立つと信じています。 

 研修で来て初めて知ったのですが、当院に小児科志望で研修に来て放射線科医や麻酔科医になった先輩Drもいらっしゃいます。将来は自由です。小児科を目指すと決めている方も悩んでいる方も、まずはこの病院を見学に来てみてください。

 ここまで読んでくださってありがとうございました。 

<2018.09>