エントランスでマナティー写真展を開催このページを印刷する - エントランスでマナティー写真展を開催

マナティー
馬場紀子さんからお電話があったのは夏のことでした。マナティーの写真展を病院で開催できないだろうか。という内容でした。

マナィーはその風貌や行動にとても愛嬌があるので病気の子どもたちやお年寄り、誰にでも受け入れられやすい動物だそうです。

病気に向き合っている人々が少しでも喜んでくれた嬉しい。と紀子さんは言います。ボランティアにも関わらず10月には遠路はるばる京都から同志と2人で搬入に来てくださいました。そして夜遅くまで作業をしてくださいました。そこで私は初めてこのマナティーの写真は紀子さんが撮影したものではなく数年前に事故で亡くなった夫の裕さんが撮影したものだと知りました。「友人のように接してくれるマナティ、争わない。平和の象徴。」と、裕さんは紀子さんに言っていたそうです。忙しい仕事の合間をぬってアメリカに通い続けていた。と。紀子さんはそんな裕さんのご意志を受け継いで今回、当院での展示を希望してくださったのでした。

マナティーの写真の向こうに世界平和を願う裕さんの眼差しが今も生きています。1人でも多くの人に裕さんの思いが伝わりますように。
 

■ 写真展紹介■

撮影地:アメリカ、フロリダ州  写真の動物:マナティ
地球上で一番優しい動物、マナティ。
海や川で水草を食べて暮らすかわいいマナティは絶滅危惧種です。 愛情あふれる母子愛、争わない平和の象徴のようなマナティは、おっとりしたフレンドリーな水中哺乳類です。 今回の病院内での写真展のテーマは「癒やし」です。 マナティの母子愛、ちょっぴり笑えるしぐさ、生態などをご紹介しています。 患者様、関係者の方々に、ほっこり、こころあたたまる時間をお届けできれば幸いです。
 

■ 作者紹介■

撮影:馬場裕(ばばひろし)
コマーシャルフォトグラファーとして活躍しながら、自分の作品を撮影していました。 水中写真を始めてから、野生のアシカの撮影をきっかけに、水中哺乳類に魅了されました。 恋しい野生のフロリダマナティを「Life Work」と位置付け、亡くなるまで約20年撮影し続けた「マナティ好き」です。
マナティ保護の観点から写真集「マナティとぼく ~Life with Manatees~」を出版しました。
 

写真集「マナティとぼく ~Life with Manatees~」

天敵が人間。それでもマナティはひとが友達のように接してきます。マナティの愛らしい姿と彼らを取り巻く環境や問題からの保護を呼びかける写真集です。
オンラインショップCreema(クリーマ)(https://creema.jp/item/16251680/detail)で販売中。(各書店、オンライン書店でも販売中)
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