日本子ども虐待防止学会第30回学術集会かがわ大会が開催されましたこのページを印刷する - 日本子ども虐待防止学会第30回学術集会かがわ大会が開催されました

令和6年11月30日と12月1日の2日間にわたり、高松サンポートにおいて、日本子ども虐待防止学会第30回学術集会かがわ大会が開催されました。大会長は当院小児科木下あゆみ医師が務め、学会実行委員として当院職員も多数参加しました。全国から約3000名の参加者をお迎えして、実行委員一同「お接待の心」で学会運営に臨み、成功裏に終えることができました。
 

開会式では、大会長の挨拶に続いて、香川県知事、高松市長からもご祝辞をいただきました。
 
 

本学会では、学会テーマの「あゆもうともに~こどもたちとつながりつづけるために~」に沿った企画として、ホスピタルアートを取り入れ、おもてなしの「ばんこっき」のアートプロジェクトを行いました。大会前から4か月に渡って香川県内を中心にご縁のあるフィールドでアートワークショップを実施し、大会当日はワークショップで作られた約400枚のばんこっきを会場に飾り、参加される方々をお迎えしました。
 
 

1994年に発足した一般社団法人日本子ども虐待防止学会(略称:JaSPCAN)は、3,000人超の学会員を有し、医療、保健、福祉、教育、司法、行政等様々な分野の専門家達が連携し、虐待を受けている子どもや不適切な養育に陥っている保護者への支援のあり方を研究し、また虐待防止の社会啓発活動等も行っています。

本学会の学術集会は年1回開催されており、毎回全国から参加者が一堂に会し、子どもの虐待防止に関する研究発表や、この問題に関わる専門職の研鑽、多職種多機関のネットワークの構築、一般市民への啓発など、 子ども虐待防止のために重要な役割を果たしています。

当院では今後も、育児支援対策室を中心として、児童虐待防止に向けた活動や取り組みを継続してまいります。