杉野政城医師がJapan Pediatric Society (JPS)/SPR Fellow’s Exchange Awardを受賞
この度、日本小児科学会よりJapan Pediatric Society (JPS)/SPR Fellow’s Exchange Awardを受賞し、米国小児科学会集会で発表させて頂きました。
この賞は日本小児科学会が米国小児科学会と連携して、米国での学術集会の発表に若手小児科医を選出するものです。発表内容は「早産児のカフェイン療法に、血中濃度測定は必要か?」という内容です。
カフェイン療法は無呼吸発作を起こす早産児に対する治療で、世界中で安全な治療として確立されています。適正投与量であれば、有効血中濃度を越えることはなく、血中濃度のモニタリングは不要とされています。しかし、今回行った調査では、適正投与量にも関わらず有効血中濃度を越える症例がいました。そのため、リスクのある症例では血中濃度をモニタリングする必要があるのでは?という内容です。
とても光栄な賞を頂けて、大変嬉しく思います。今後も更に研究を進めて行きたいと思います。この研究はNICUスタッフと臨床検査室の方々のご協力、更に香川大学小児科の先生方の多大なご支援により続けることが出来ています。
この場を借りて感謝申し上げます。
新生児内科医師 杉野政城
*米国小児科学会が、受賞者をまとめたページを作ってくれました。
Society for Pediatric Research … ページが開きます