バルーンアートプロジェクトに参加して
2020年も残すところ1ヶ月と迫った頃、院内の至る所にバルーンアート作品が届けられました。
今回のイベントを多くの患者さんに楽しんでもらう為、アートディレクターの森さんを中心に病院スタッフがこのイベントを盛り上げようとしてくれていました。そして、臨床工学技士である僕もイベント盛り上げ隊の一員として参加したのです。
今回のイベントはバルーンアート作品を患者さんの元へ届け、少しでも病院での入院生活を豊かなものにしてもらおうと企画されたものでした。
コロナ禍という事で感染防止対策を行う必要があり、職員達が知恵を出し合って工夫を凝らしました。作業の途中でアート作品の完成度に感動し、バルーン作品に喜ぶ入院患者さんの姿を思い浮かべ、嬉しくなった事を覚えています。
また、作品の作成パフォーマンスを院内で行う事が出来なかったため、別の場所で撮影した様子を院内専用テレビ番組にて放映する事としました。
院内専用テレビ番組とは、当院だけのオリジナル放送のことで、実はこの院内テレビ局長を僕が努める事になっています。
まだまだ番組数は少ないですが、今後は院内外の人達も巻き込んでワクワクするような番組を作りたいと思っているので、興味がある方はお声がけしてください。一緒に面白いことをしましょう。
感染対策など課題はあったものの、今回のイベントは大きなトラブルもなく、患者さんが喜ぶ姿を見ることも出来ました。
このようなイベントを通じて、患者さんが少しでも幸せになることは病院職員としてとても嬉しいことでした。
最新の医療技術や知識を身につけ、より良い治療を提供する事も、病棟を明るく飾り付ける事も、患者さんに元気になってもらいたいと言う同じ気持ちから出来ていると思います。
誰かの事を想い行動することは、日々の仕事の質になり、良い結果として現れてくれると僕は考えています。
最後になりますが、今回のバルーンアートプロジェクトを一緒に盛り上げてくれたすべての仲間たち、それを受け入れてくれた病院、そして患者さんに感謝したいと思います。
また、今後も我々の活動を温かく見守って頂けたらと思います。ありがとうございました。
※寄付をしていただいた方
一般社団法人街角に音楽を@香川(MUSIC BLUE) 鹿庭弘百 様
株式会社ZEPHYROS ランゲージハウス事業部 Page(ペイジ)T. 純江 様
※バルーンアート作者の方
バルーンアート世界チャンピオン シャン 様
医療機器管理センター 臨床工学技士 久原 幸典