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 H30年8月4.5日(3日はプレコングレス)にサンポートホール高松において、『日本子ども虐待医学会学術集会 inかがわ』を開催しました。
虐待は、子どもへの身体的精神的なダメージが特に大きく、医療の介入が必須です。また精神的なケア、家族全体を長期間その地域で診ていく役割も私たち医療の大きな役割です。本学会は、子ども虐待における医学的なレベル向上や研究、また子ども虐待の啓発や予防に寄与してきました。

 今回、第10回大会と言う大事な節目の大役でしたが、これを機に地域で活動を広めていくきっかけにしようと思い至り大会長をお引き受けしました。参加していただいた皆様には、ぜひ今後、私たちと一緒に取り組んでいただけたら、と思っています。今回のテーマは『Child first ~子どもの小さな声をきく~』としました。子ども虐待と言うのは目に見えるアザや、ケガだけではありません。直接暴力を振るわなくても、心に傷を負い、健やかな成長が妨げられることがあります。でも子どもたちは障害があったり、胎児や乳幼児だったり、脅されていたり共依存関係ができていたりして自分からは声をあげられないこともあります。また、外からは見えにくく、小さな小さな子どもたちの声は聞き逃されているかもしれません。そういった、子どもたちの声なきSOSにどう向き合い、寄り添うかをテーマに企画しました。

 全国から、小児科、脳外科、精神科、整形外科、放射線科、法医学者などの医師をはじめ、看護師、医療ソーシャルワーカーなどの子ども虐待に関わる医療従事者が集まりました。また、医療者以外にも、行政、福祉、司法等の各関係機関の方々にもたくさんご参加いただき、参加人数は過去の学術集会の中で最多の613名でした。また、一般演題は49題あつまり、活発な討議が行われました。
 皆様、ご参加ご協力本当にありがとうございました。

第10回日本子ども虐待医学会学集会
大会長 木下 あゆみ
(四国こどもとおとなの医療センター 育児支援対策室長 小児科)

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