市民公開講座「いつまでも すみなれたまちで いきいきと」を開催しました
善通寺まつりの賑わいがかすかに聞こえてくる夏の午後、今年も恒例の市民公開講座を善通寺市民会館にて開催しました。「いつまでも すみなれたまちで いきいきと」をテーマに、徳島大学より脳神経外科学分野教授 髙木 康志先生をお招きし、『脳卒中を防ぐために』日頃からどんなことに気をつけた方がよいか等、約1時間にわたりお話しいただきました。
この日、7月22日は数日来続く炎暑でしたが、脳卒中の予防には、まず高血圧を治すことから始まり、タバコ、アルコール、適度な運動や太りすぎに注意するなど、具体的でわかりやすい先生のお話に、来場された市民の方々は最後まで耳を傾けていました。予防だけでなく、危険な頭痛の症状の見分け方や最新の治療、リハビリといった幅広い内容からも、多くのメッセージを持ち帰ることができたのではないでしょうか。
メイン講演に加えて、当院の東野 恒作 骨・運動器センター部長「運動器と平均寿命」、曽我部 周 脳卒中センター部長「四国こどもとおとなの医療センターでの脳卒中診療」のミニレクチャーを2題。さらに初めての試みとして、開演までの時間を利用して整形外科、脳神経外科の医師と薬剤師、管理栄養士による健康・お薬・栄養相談のブースを設け、その場で血圧を測定して、市民の方からの相談を伺いました。準備した資料を持ち帰った方もいらっしゃり、病気になる前に、気軽に医療の専門職に相談できる機会を多く作ることが重要と思われました。
最後に、今回猛暑日にもかかわらず、会場まで足を運んでいただいた皆さまには大変感謝申し上げるとともに、今後は来場される方に優しい環境となるよう十分配慮したうえで、市民公開講座の企画等を通じて、すみなれた町で少しでも長く健康に暮らせるための地域づくりに貢献していくことが必要と、あらためて感じました。
管理課 三宅 博之