魅力あふれる研修病院です!
2023年8月掲載
臨床研修医/阿部春季さん
はじめまして。私は宮城県出身で、地元の大学を卒業し、少しだけ会社員をした後、島根大学医学部に入り直し、現在当院の初期研修医1年目として勤務しています。
私は兄弟が10代の頃に重い病気をしていたり、以前から神経難病や発達障害を抱える子どもたちと関わるご縁が多かったりという経験があり、医学部で勉強していくうちに自然と小児科医を目指すようになりました。当院は小児医療が充実しており、小児の日常診療や専門医療などを幅広く学ぶことができる点に魅力を感じ、研修先として選択させて頂きました。同様の理由で当院での研修を選んだ同期や先輩方は多く、学生も小児医療に強いという点に興味を持ち多数見学に来られます。しかし、いざ研修がスタートしてみると、それ以上の魅力が沢山ある病院だと実感しています。
例えば、成人患者さんの内科・外科に関しても、もちろん一般外来や救急車の受け入れから、複雑な疾患・病態の患者さんの治療も沢山されており、研修医も熱心なご指導を受けながら診療に参加させて頂いています。救急や内科については複数の協力病院で研修を行うことができ、様々な環境で気持ちを新たにしながら、他病院の研修医たちと研鑽を積むことができます。特定の診療科や地域医療の勉強で外部病院で研修する場合はよく聞きますが、一般内科や救急を複数の環境で経験できる研修は珍しいのではないでしょうか。内科の研修は、特にご高齢の患者様は様々な病態を併せ持っているので、複数の疾患に同時に対応しつつ、食事やリハビリ、社会的問題などにも気を配る必要があり、医師として最も基本的な仕事のエッセンスを身につける期間なのだと感じています。当院小児科の指導医の先生に「小児科医を目指すならなおさら内科が大事!」という言葉を頂いたことがありますが、子どもであれば何でも診ることが期待される小児科医にとって、内科で「患者さん全体を診る」という基本的な力をつけることの重要性を言って下さったのだと後になって実感しました。何科で研修をしていても、この視点を持ちながら取り組んでいきたいと思っています。
その他にも、研修医へのバックアップがとても手厚く研修がしやすい環境が整っていることや、他病院の研修医がうらやむほど宿舎が住みやすいこと、(県外から来た私としては特に)毎日天気が良いこと、中四国・近畿圏にアクセスしやすい位置にあることなど、研修内容も生活面でも沢山の魅力あふれる病院です。
小児科志望でもそうでなくても、是非一度足を運んでみて下さい!