〈こども〉 vol.10 こどもの気管支ぜんそくこのページを印刷する - 〈こども〉 vol.10 こどもの気管支ぜんそく

喘息






 

思い当たることはありませんか? 

  • 風邪をひいた時「ゼーゼー・ゼロゼロ・ヒューヒュー」といった音が聞こえる。
  • 風邪をひくとせきが長引き、治ったと思ったら、また風邪をひく。
  • 走ったり、冷気を吸ったり、煙を吸ったりするとせき込む。
  • 風邪は治ったが、寝入りばなや、明け方のせきが続く。
…こんな症状が何度も繰り返されると、ぜんそく発作を起こすようになっていきます。   

 

気管支ぜんそくとは 
発作性に呼気性喘鳴を伴う呼吸困難を繰り返す疾患です。
肺に空気を送り込む管【気管支】の内腔【空気の通り道】が狭くなり、呼吸困難が起こります。
その原因は人によって違います。発作を起こすと気道炎症は悪化します。

 

ぜんそくの治療 

長期管理薬を継続的に内服し、発作を起こさないように予防します。 発作が起きたとき、起きそうなときには、発作治療薬を使います。

 

症状ゼロを目指して
気道の炎症は、いわば「気道の火事」です。
火事への対処法で大切なことは、「初期消火」と「火の用心」ですが、喘息においても全く同じことが言えます。
喘息治療における「初期消火」とは、症状が軽いうちに治療すること。「火の用心」とは、火事の原因、つまり炎症を起こす誘因(増悪因子)となるものをチェックし、十分気をつけることです。  

 発作を起こすたびに気道の炎症は悪化します。 
 発作がない時こそ、治療のチャンスです 

 「初期消火」と「火の用心」で気道の炎症に上手に対処し、症状ゼロを目指しましょう。

(小児アレルギー外来)